目の下のクマ

クマには「茶クマ」「青クマ」「黒クマ」といった種類がありますが、中でも95％以上は「黒ク マ」と言われています。
それぞれの原因は以下の通りです。

【茶クマ】
主に目をこするなどの外部刺激が原因となります。
また、アトピー性皮膚炎を発症したことある場合に起きることがあります。
【青クマ】
疲れや睡眠不足による目元の血行不良が原因となります。
目元の皮膚は他と比べて薄いため、血流が滞ると皮膚の上からでも青黒く見えてしまいます。
青クマを濃くしないためには、血行の改善がとても重要です。
【黒クマ】
目の下の脂肪が原因となります。
この目の下の脂肪は「眼窩脂肪」と呼ばれ、生まれつき脂肪が目立つ方や加齢とともに皮膚や筋肉が弱くなり、脂肪が前に押し出されることで膨らみや影ができて黒クマとなるのです。
加齢とともに黒クマが気になってきた方は、目の下の膨らみをなくすことで改善されます。

鍼灸治療では「青クマ」「黒クマ」が対象となります。
青クマに対しては、鍼を刺すことによって組織を傷つけ、身体の治癒反応を利用し顔面部への血液循環量を増加させることで血行不良を改善します。
もちろん、しっかりと睡眠をとっていただくことも重要です。
また、黒クマに対しては、お灸による温熱刺激で筋肉細胞にアプローチし、またお顔に電気を流 すことで表情筋にしっかりと刺激を与え、筋肉中の血液循環量を増加させます。
血液は老廃物の除去もしてくれるため、余分な脂肪の改善が可能となります。