肌のハリが失われるとフェイスラインがたるんで、ほうれい線やたるみ毛穴などのエイジングサインが目立つ原因になります。
もちろん、肌のハリが失われればしわや毛穴の開きも目立ちます。また、疲れ顔に見えることも。
いつまでも若々しいエイジレスなお肌でいるためには、男性でも女性でも弾力に富んだ 肌「肌のハリ」は絶対に必要となります。
お肌のハリの源は「弾力」です。
目に見えているのは、お肌の表皮の角質層ですが、たったの0.02mm。また、表皮すべてでも0.2mmです。
表皮は、弾力をもたらす要素としての影響は大きくありません。
ハリをもたらしているのは、表皮の奥にある3つの層「真皮」「皮下組織」「表情筋」の3つです。
それぞれがお肌のハリを保つ上で大切な役割をしていますが、中でも真皮は、表皮の土台となってしっかり支えているのです。
そのため、真皮が元気でイキイキとした状態は、お肌にハリがある状態と言えるのです。
真皮の中でハリに直接影響を与える大きな要素は、線維芽細胞と間質成分、そして栄養を届ける毛細血管です。
線維芽細胞は、間質成分であるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンをつくり出す細胞です。
コラーゲンは、真皮の70%を占めるお肌のハリに最も影響を与える「膠原線維」と呼ばれるたんぱく質です。
3重の螺旋構造で真皮の中を網目状に巡らされている伸縮性が少ない強靭な線維です。
お肌のハリにはある程度のお肌の強さが必要ですが、それをもたらしているのがコラーゲンです。
その中で最も多いのがⅠ型。そして、肌の柔らかさを保つのがⅢ型コラーゲンです。また、表皮と真皮の間にあって、しっかりそれぞれを密着させているのがⅣ型コラーゲンです。
いずれも肌のハリをキープするために大切です。
一方、エラスチンは真皮の2~3%しかありませんが、コラーゲンより柔らかい弾力のあるたんぱく質です。
エラスチンは、その性質から「弾性線維」と呼ばれます。
エラスチンは、コラーゲンをしっかりつなぎとめる働きもあります。
ヒアルロン酸やプロテオグリカンは、糖やタンパクを含むゲル状の無定型物質で、細胞外マトリクスとも呼ばれています。
この2つは、水分を保持することで柔らかな潤いのあるお肌を保つとともに、コラーゲンやエラスチンと結びついて線維組織を安定させているのです。
若々しくて健やかなお肌では、真皮の中で絶妙なハーモニーがはたらき、お肌に弾力・ハ リをもたらしているのです。
そんな真皮に栄養を送り届けるはたらきを果たしているのが血管です。
血管が健康で、しっかりと栄養素が真皮に届けば、線維芽細胞をはじめ真皮の組織も元気になって、ハリのあるお肌がキープできます。
このようにハリのあるお肌は、真皮で細胞と間質、そして血管などが健やかな状態で支え 合うことでもたらされているのです。
そして、この真皮をさらにからだの奥から支えているのが皮下組織と表情筋です。
皮下組織は、ほとんどが皮下脂肪で外部からの刺激や衝撃をやわらげ、からだの内部を守るクッションの役割を果たしています。
また、熱を伝えにくいので、断熱・保温のはたらきもあります。
表情筋は、その名のとおり顔の表情を生み出す筋肉で、皮膚に直接つながっています。
そのため、表情筋が直接、顔表面のお肌を動かすことができるのです。
表情筋は30種類以上もあって、相互に関係し合うことで豊かな表情を生み出すことができます。
皮下組織と表情筋が若々しい状態であれば、皮膚の土台である真皮をしっかり支えることができ、ハリのあるお肌をキープできるのです。
そのため肌のハリの低下が起こる のは、たった1つの原因というより、真皮、皮下組織、表情筋がいずれも老化した場合に多いのです。
当院では鍼を直接真皮層に刺すことでエラスチンを始めとする物質の活性化や表情筋への通電により、筋肉を弛緩させ筋中の血液循環量の増大など促します。

料金表

ハリ・たるみ治療

1回
45~60分/5,500円
3か月コース(月2回:全6回)*コース治療の方のみ、ホームケア商品10%OFF
33,000円
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「育毛鍼」ご体験